2016年05月06日

声をかけて回った

若い人達との別れは兒童書桌まだ辛くない。ほとんどの友人は電子メールを使うので、どこにいても簡単に連絡を取り合える。。今生の別れではないことはわかっている。彼らが日本に来るかもしれないし、私たちが彼らの住む土地を訪ねることもあるかもしれない。これがきっかけになるのだと思える。

病院のピアノ弾きでは、結局最後にお年寄り一人一人に声をかけて回った。スタッフの人達からは「さびしくなるわ」と記念品と寄せ書きのカードをもらった。バス停でもらったばかりのカードの文字を追う。色んな文字がにじんで見える。バスにごとごと揺られながら、私は今死んでいるなとぼんやり思った。

当初の目的通り英国人の友人がたくさんできた。語学学校一程多站旅遊や訪問研究員の集まりを通じて、英国だけでなく世界中にも友人ができたというおまけもついた。ただでさえ荷物が多いところにお餞別をもらったり、忙しい中お別れにお茶や食事に招いてもらったり、うれしい誤算もある。住所を交換しながらお互いに言う。

Do keep in touch(忘れずに便りをちょうだい)

この言葉が社交辞令に終わるか終わらないかは、これからにかかっている。せめてクリスマスの時期にはカードを出そう、と気弱な決心をする。

とにかく私のここでの生活はこれで終わった。いろいろ癌症中期護理やり残した気もするし、充分やった気もする。終わりのような気もするし、始まりのような気もする。胸に去来するさまざまな想いを抱えて、私は日本に帰る。  


Posted by 鴬 at 11:06Comments(0)