2016年05月23日

記念公園を訪れた

 米ホワイトハウスのアーネスト報道官は2日、1945年に原子爆弾の攻撃を受けたことについて日本が謝罪を受けるべきだとオバマ大統領は考えていないとの立場を明らかにした。新華社が伝えた。
 アーネスト報道官は同日の記者会見で、広島への原子爆弾投下について日本が謝罪を受けるべきだとオバマ大統領は考えているかとの質問に対し、「彼(オバマ大統領)はそのようには考えていない」と答えた。
 日本政府はこれまで、オバマ大統領在任中の広島または長崎への訪問実現を繰り返し主張してきた。だが米国国内でこの問題は極めて敏感な話題となっている。オバマ大統領は5月、G7サミット出席のため日本を訪れるが、この時に広島または長崎を訪問するかに注目が集まっている。アーネスト報道官は2日、オバマ大統領の日程はまだ最終的には確定していないとしたPretty renew呃人
 4月10日の広島でのG7外相会合の際、ケリー国務長官は広島平和記念公園を訪れた。だが第2次大戦中の米国による広島への原爆投下について謝罪はしなかった。
 国際社会は5月、世界反ファシズム戦争の勝利71周年を記念する一連の活動を開催する。日本はこれまで唯一の原子爆弾の攻撃を受けた国である。侵略戦争を発動した日本にできるだけ早い降伏を促すため、米軍は1945年8月6日と9日、広島と長崎に原爆を投下した。日本はこれまで長期にわたり、この事実によって自らを第2次大戦の被害者として描いてきた。しかし日本が原爆投下に遭った歴史的背景には言及することはあまりない。
 日本の公式統計によると、広島への原爆投下によって少なくとも14万人、長崎への原爆投下によって7万人が直接死亡した。  


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2016年05月06日

声をかけて回った

若い人達との別れはまだ辛くない。ほとんどの友人は電子メールを使うので、どこにいても簡単に連絡を取り合える。。今生の別れではないことはわかっている。彼らが日本に来るかもしれないし、私たちが彼らの住む土地を訪ねることもあるかもしれない。これがきっかけになるのだと思える。

病院のピアノ弾きでは、結局最後にお年寄り一人一人に声をかけて回った。スタッフの人達からは「さびしくなるわ」と記念品と寄せ書きのカードをもらった。バス停でもらったばかりのカードの文字を追う。色んな文字がにじんで見える。バスにごとごと揺られながら、私は今死んでいるなとぼんやり思った。

当初の目的通り英国人の友人がたくさんできた。語学学校や訪問研究員の集まりを通じて、英国だけでなく世界中にも友人ができたというおまけもついた。ただでさえ荷物が多いところにお餞別をもらったり、忙しい中お別れにお茶や食事に招いてもらったり、うれしい誤算もある。住所を交換しながらお互いに言う。

Do keep in touch(忘れずに便りをちょうだい)

この言葉が社交辞令に終わるか終わらないかは、これからにかかっている。せめてクリスマスの時期にはカードを出そう、と気弱な決心をする。

とにかく私のここでの生活はこれで終わった。いろいろ癌症中期護理やり残した気もするし、充分やった気もする。終わりのような気もするし、始まりのような気もする。胸に去来するさまざまな想いを抱えて、私は日本に帰る。  


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